1. ベストグループ北陸東ブロック会員ホームページ > 
  2. ベストグループ見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」一覧ページ > 
  3. 2019年(令和元年)5月19日 ベストグループ北関東見聞会 ②

ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より

2019年(令和元年)5月19日 ベストグループ北関東見聞会 ②

この宇宙は二元の世界ですから、善いことも悪いことも同時に、あなたの中に存在するのです。実は、あなた方が意識を何に向けるかによって、善いことが起こったり、悪いことが起こったりするのです。

この世のことに意識を向けると、悪いことが起こりやすいのです。持ち上げ実験をすると分かります。たとえば、「お金、お金」と言って椅子を持ち上げると、椅子が重く感じるのです。つまり、この世の物質に意識を向けると、パワーが出にくいのです。

ところが、「社会や人の役に立ちたい」と言って椅子を持ち上げると、パワーが出て、軽々と椅子が持ち上がるのです。もしも、皆さんが命や見えない存在を信じることができたら、宇宙を飛び越した心が出てくるのです。

この宇宙を飛び越した心が三つ目の心で、白い心(浄性(じょうせい))と言います。善と悪、損と得、正と邪を飛び越すと、白い心が出てくるのです。しかし人間は、この宇宙にいる限り、一時的な喜びと永遠の苦しみを経験するように創られているのです。

つまり、人間は苦しむために創られたのです。動物は、苦しみや喜びや悲しみを感じるのは一時的だと思います。たとえば、犬は悲しみの心をいつまでも持つでしょうか。子犬を亡くした母犬が悲しむのは、数日の間だと思います。

しかし人間の場合、母親が我が子を亡くしたとしたら、その母親は長い間悲しむと思います。ですから、動物は一時的にしか感情を持たないのですが、人間は永遠に感情を持つのです。

たとえば、小さい時に憎しみや恨みの心を持った子供は、その憎しみや恨みの心をずっと抱えて大きくなります。それは、その人の目を見れば分かるのです。しかし、その憎しみや恨みの心を抱えたまま社会に出たら、社会で上手くいくでしょうか。

特に親を憎んだり恨んだりした人は、社会に出て上手くいくでしょうか。きっと上手くいかないと思います。では、その憎しみや恨みの心をなくすには、どうすれば良いでしょうか。この宇宙にいる限り、憎しみや恨みの心をなくすことは難しいのです。

白い心の人だけが真の幸せを体験するというのが、インドの五千年前の教えです。しかし、この宇宙の中にいる限り、真の幸せを体験するのは難しいのです。では、人間の肉体を持ちながら宇宙の外に意識を向けるには、どうすれば良いでしょうか。その方法を教えて下さる方がいらっしゃったでしょうか。

宇宙の外に意識を向けるには、宇宙の外におられる御方に焦点を絞るのです。そうすると、白い心が芽生えて「自分や家族のことも大事だけれど、人類の平和のために、社会や人のお役に立ちたい」という心だけが出てくるのです。

だから、白い心になると、自分が過去に作った憎しみや恨みなどの、マイナスの心も減ってくるのです。そして、人類の平和のために、人類や社会のお役に立つことにしか、体を使えなくなるのです。

※内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。