長町武家屋敷跡(石川)
近代的なビルの並んでいる目と鼻の先に江戸時代の武家屋敷の様子が残る長町武家屋敷界隈があります。金沢の中心商店街香林坊から裏道へ入っていくと、タイムスリップした空間に迷い込んでしまったような錯覚を覚える長町の武家屋敷へと出ます。
藩政時代に加賀藩の上・中級武士が暮らしていた場所であり、細い路地や土塀、長屋門は当時の姿を現代に留め、伝えられております。長町は前田八家の1つ長氏の屋敷があったことから名付けられました。
現在、唯一内部が公開されているのは、武家屋敷跡の中でも野村家のみで、千二百石の野村伝兵衛信貞家の庭園・茶室などが拝見できます。また、城下町の風情を満喫できるこの界隈は、ドラマの撮影などでもよく使われています。